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サザリン市においては、呪文発動サービスを休息時間の活動として受けることができる。呪文発動サービスを受けるためにはその呪文を発動してくれる人物を見つけ出す必要がある。 闘士地区にある聖カスバート教会にいるルファス・ラロ神父は親切であり、通常は見知らぬ相手であっても適切な寄付が成されるのであれば、呪文発動をしてくれることが知られている。ただし、彼は4レベル呪文までしか発動できない(彼は7レベルの呪文の使い手である)。また、船乗りたちは青空大聖堂のベルレイン・ダスケラル司祭とは知り合いである可能性が高い。彼もまた7レベルの呪文の使い手である。 呪文発動サービスを提供してくれる秘術呪文の使い手を探し出すことは容易ではない。彼らは自分の研究や関心あるテーマにしか興味を示さない傾向があり、他人のために呪文を発動しようなどという者は少ないのだ。それでも1レベル呪文を発動してくれる人物を探し出すことは比較的可能である。 詳細は「休息時間の活動:呪文発動サービス」参照。 レギュレーションのトップへ戻る
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メニュー トップページ アクセス数 (2015/3/22作成) 今日 - 昨日 - 合計 - (基本編) 1.導入マニュアル 第1章 MMDの概要 MMD(MikuMikuDance)とは MMDでの動画作成の流れ 第2章 MMDの導入 MMDの動作環境 MMDの導入手順 MMDの動作を確認しよう +うまくいかないときは うまくいかないときは +OS毎の注意点 OS毎の注意点 WindowsXP Windows2000 WindowsVista Windows7 +その他注意点 その他注意点 DirectX グラフィックボードドライバ アンインストール 2.基本操作マニュアル 第1章 画面表示を確認しよう パネルの各部名称 操作画面の各部名称 第2章 モデルを読み込もう モデルを読み込もう モデルを眺めてみよう 第3章 モデルにポーズをつけてみよう ボーンについて知ろう ボーン・FK・IK モデルの位置を動かしてみよう 手を動かしてみよう 3種類の動かし方を理解しよう 間違った操作をやり直すには 元に戻す・やり直しボタン 足を動かしてみよう 立ち位置を動かそう センターボーン 表情をつけてみよう フレームの登録 プロジェクトの保存 ポーズをつけてみよう 第4章 アクセサリを読み込んでみよう アクセサリを読み込んでみよう ステージを読み込んでみよう 第5章 カメラを動かしてみよう カメラを動かしてみよう 第6章 照明を動かしてみよう 照明を読み込んでみよう MMDの照明について 照明を動かしてみよう 第7章 背景に静止画を読み込んでみよう 背景に静止画を読み込んでみよう 読み込める静止画について 第8章 静止画を書き出してみよう 静止画を書き出してみよう 第9章 動きをつけてみよう 動きをつけてみよう フレームの移動 フレーム操作パネル フレーム登録 フレーム操作パネル フレーム登録時の注意(補間のやり方) 動きに緩急をつけてみよう 補間グラフの設定 フレームのコピー・ペースト<コピー・ペースト・反転ペースト> フレームの削除 再生してみる<再生パネル・フレーム移動によるコマ送り再生> 第10章 背景に動画を読み込んでみよう 背景に動画を読み込んでみよう 読み込める動画について 動画読込手順(読込メニュー・波形表示) 第11章 音声を読み込んでみよう 音声を読み込んでみよう 読み込める音声について 音声読込手順(読込メニュー・波形表示) 第12章 動画を書き出してみよう 動画を書き出してみよう 書き出せる動画について 動画書き出し手順 第13章 MMDを使いこなす MMDを使いこなす ショートカットキーを使う 「ボーン編集」メニューから 「フレーム編集」メニューから 「表示」メニューから 複数キャラ読み込み時のポイント 物理演算の話 そのほか「ヘルプ」メニューから拡張編集メニュー 第14章 標準以外のデータを使ってみよう 標準以外のデータを使ってみよう ユーザーモデルを使う アクセサリを使う ポーズを使う モーションを使う 第15章 他のソフトを使ってみよう 他のソフトを使ってみよう MMDで扱うファイルとソフトとの関連 よく連携されてるソフトの紹介 第16章 もっといろいろ知りたいときは コミュニティの紹介 もっといろいろ知りたいときは 付属資料 メニュー一覧 マウス・キーボード操作一覧 ショートカット一覧 メニュー一覧 (応用編)(案) 3.応用操作マニュアル(未着手) 4.モデリング入門(未着手) 5.動画制作のポイント(未着手) 6.MMD用語集 参考リンク 更新履歴 取得中です。 ここを編集
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スポンサー企業 新生ホームサービス 提供番組(ネットセールス) 2022年6月現在 大下容子ワイド!スクランブル(火曜・2020年10月~) 過去 サンデーLIVE!!(~2020年9月) 変遷 + ... 2020年10月改編 EX サンデーLIVE!!→大下容子ワイド!スクランブル(火曜)
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このページでは現在進行中の物について記述しています。 執筆・編集してくださる方を求めています→編集 ここはタウンを初めてやる人のための基本的なタウンの進め方を紹介しています。 1 はじめに 2 仕事について 3 パラメーターを上げる方法 4 身体頭脳パワーの回復 5 体格指数について 6 お金の稼ぎかた(その1) 7 お金の稼ぎかた(その2) 1 はじめに 新規登録をしたあとまずはじめにログインした最初のページの右側にある「メニュー」から 「アクアタウンのルール」や「解説ガイド」を読んで基本的なことを知りましょう。 その後、職業安定所(メインタウンF-11)に行ってまず日払いバイトに転職しましょう。 これでとりあえず仕事ができるようになります。 次に食事。食事を90日間しないとキャラが解除されてしまうので注意が必要です。 食事は食堂(メインタウンK-14)か、 デパートや個人の家で食料品かファーストフードの項目の商品を買って使うことによりできます。 これで始めにすべきことは終わりです。 ここからは自由に進めましょう。 お金を貯めるためゲームランド(メインタウンF-7)に行っても良いですし 中央掲示板で挨拶して他の住民との交流を深めるのも良いと思います。 2 仕事について 仕事は5分ごとにできて行うごとに仕事経験値がもらえます。 仕事経験値が100たまると仕事レベルが1上がり、もらえる給料ボーナスが上がります。 仕事経験値はコンディションによってもらえる量が変わってきます。 コンディションは空腹度や身体頭脳パワーによって決まります。 常に最高を保てるように努力しましょう。 職業はパラメーターを上げることによりさらに給料やボーナスの高いものに転職することができます。 職業の中にはレベルを15まで上げることにより上級の職が出現するものもあります。 目当ての職業を目指してパラメーターや仕事レベルを上げていきましょう。 3 パラメーターを上げる方法 パラメーターはログインした後の画面の右端にある国語~の能力になります。 頭脳、身体、その他に分けられていてパラメーターを上げることにより頭脳パワー、身体パワーが上がり 今まで使えなかったようなアイテムも使えるようになったりします。 上げる方法は個人の家やデパートなどで買ったり福引の景品で手に入るアイテムを使うか ゲームランド(メインタウンF-7)内にあるスロットをすることによっても上がります。 特にスロットはお金に余裕ができたらオススメです。 4 身体頭脳パワーの回復 身体頭脳パワーはアイテムを使ったり仕事をしたりすることにより消費して なくなるとできなくなってしまいます。 身体頭脳パワーを回復する方法は温泉(メインタウンH-2)に入るか または回復させるアイテムもあります。 5 体格指数について 体格指数は仕事によって制限があって条件を満たしていないと仕事ができなくなってしまいます。 調整していつでも仕事ができるような状態にしておきましょう。 体格指数を上げる方法は身長を下げる、体重を増やすの二通りがあります。 しかし身長を下げると体格指数が変化しやすくなってしまい不便なのであまりお勧めできません。 (逆に伸ばすと変化しにくくなり調整がしやすくなるのでオススメ。) 体重を増やすにはデパートや個人の家にある商品を探します。 例:ウェイトアップ器具(スポーツ用品),ウェイトアッププロテイン(薬),体重アップの本(本)等 体格指数を下げる方法は身長を上げる、体重を減らすの二通り。 身長を上げるアイテム 例:キリン(ペット),キティの寝具セット(サンリオ),身長アップ器具(スポーツ用品)等 体重を下げるアイテム 例:スリムアップビューティ(美容),ダイエットお茶(ドリンク),ダイエット茶(薬)等 6 お金の稼ぎかた(その1) はじめはパラメーターを上げ、仕事をしつつゲームランド(メインタウンF-7)にある カードゲーム1,2とHigh Low,マルチカードの1万円や10万円コースを利用して お金を稼いでいきましょう。 とくにHigh Lowで前のカードが1か5のときは安全に稼ぐことができるので積極的に狙いましょう。 あとは株を買うのもオススメです。株価が10000円以下の安い時に買って70000か80000あたりまで いったら売るを繰り返すと安全にお金を増やすことができます。 ただし株を買うには持ち金と銀行両方にお金が必要なので注意してください。 7 お金の稼ぎかた(その2) 上の方法で500万あたりまでたまり仕事もある程度良いボーナスがもらえるようになったら 今度はスロットに挑戦してみましょう。 スロットで10万掛けて大当たりが出れば2000万8000万が一気に手に入りすぐに 家が建てられるくらいお金が増やせます。 ただし運なので当たらないときは当たりません。 お金がなくなってしまったら仕事のボーナスを待ちまたやるという感じで 何度も諦めずチャレンジしてみてください。
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このページはこちらに移転しました サービスエリア 作詞/Hp95 消えかけた電灯に背中を照らされ 冷たいアスファルトを靴越しに感じる 長旅に在り着いた場所 束縛から抜け出して まだ目を擦ってる ここはターニングポイント? いや違う 風が吹いている 僕らの折り返し地点は 静止した遊園地だから Leave you さあ走り出して 休憩は終わったよ ほらもう此処に 用はない Leave us 準備は終わったの? 荒れた砂漠に飲み込まれる前に ・・・・・・Let go
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昔の日本家屋は、通風、採光を考え、好んで南向きに建てられていました。 その家の正面を向いて奥まった場所、日光が入らず、湿気が少なく、静かな、いちばん好い所、即ち南面北座の場所に、先祖の霊をおまつりしたものです。 その二は、本山へ向いた場所。 家代々信仰する宗派の本山の方角へ向けて、仏壇を安置する方法もあるのです。 礼拝をするときに、仏壇の前で合掌すれば、併せて本山を拝むことにもなるという、一挙両得のやり方ですが、本山に背を向けて拝むことになちないように、という信仰心から来ているものでしょう。 地形により、また住宅事情により理想的には行かないことも多いでしょうが、基本を心得て、理想に近い形で安置するようにしたいものです。 金石茂和(サービスマン養成所講師)
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自分の家では、前向きにぬぎっぱなしでよいのですが、せめて両足をそろえてぬぐようにしたいものです。 子供にもそれくらいはさせましょう。 ブーツほど、ぬいだりはいたりに時間がかかって格好のとれないものはありません。 欧米では人の前で靴をぬぐことがありませんので、着脱に大変手間のかかるようなものでも、洋服とのつり合いがよいとファッションとして流行します。 それを日本人は全面的に取り入れるのですが、こちらでは、玄関で脱ぐとかはくの動作をしなければならないのです。 下駄箱へはき物を入れるときは、ぞうりとスリッパはつま先が手前にくるように入れる。 普通の靴はかかとが手前になるように入れる。 つまり取り出すときに手を奥の方に入れなくてもすむようにするのです。 金石茂和(サービスマン養成所講師)
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職場はチームワークで動いています。 あなたが遅刻したり、不意に休んだりすると、あなたの仕事が遅れるだけではなく、 まわりの人たちの仕事にも影響します。 できるだけ遅刻したり、休んだりしないようにしたいものですが、もしやむをえず遅 刻や欠勤をするときは、つぎのことに注意しましょう。 遅刻したら、上司にその理由を述べる 30分以上遅刻の場合は、電話で遅刻の理由と、出社の予定時間を連絡する 事前にわかっている欠勤は、事前に欠勤届を出す 急に欠勤するときは、朝のうちに必ず上司に連絡する・病気による欠勤は、何日ぐ らい休むかを連絡する 早退は、上司に理由を報告して、許可を受ける 休暇は、事前に上司や同僚と相談して、仕事にさしつかえないようにする 以上いずれも、規則に定められている届けを出す 金石茂和(サービスマン養成所講師)
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美少女と同棲するための百のマニュアル 夢を叶えるためには、自分の夢を守り続けなければならない。 理想と現実のギャップとか、成功する可能性の低さとか、或いはどうしようもない事故とか、諦める理由なんてのは人それぞれにある。そうして『大人になったんだ』なんて言いながら蓋をかぶせてしまう。 ありていに言えば、それは壁だ。その壁を乗り越えるにしろ、跳ね返されるにしろ、土下座するにしろ、結局夢を持ち続けなければ叶うことは絶対に無い。 そして僕にとっての当面の壁は、目の前に並べられたパンフレットの山だった。 「お決まりになりましたか?」 まるでファーストフードのメニューを尋ねるような気軽さで、目の前の少女はそう言った。 よく晴れた昼下がり、どこにでもあるファミレスの、テーブルを挟んで座っている二人。傍から見れば微笑ましいカップルに見えるかもしれない。その様子を良く見るまでは、であるが。 もう少し待ってもらえますか、そう言いながら僕は頭を抱える。テーブルに敷き詰められたパンフレットに書かれているのは、『幸運の』だとか『魔よけの』とかの形容詞のついた――壺だった。 『都会は怖い。いつ騙されるか分からない。だからいつも気をつけていなさい』 上京する時、父はそう言って僕に一冊の本を手渡した。『騙されない人間になる為の百のマニュアル』そんな表題のついた本だった。 この人の血が流れている僕には多分無理だろうな。そう思ったのは、その本の背表紙に書かれた値段を見た時だった。そして、その予感が正しいと思い知るまでにそれほど時間はかからなかった。 『絶対に痩せるサプリメント』、『身長を伸ばす体操全集』、『あの子を口説く百の台詞』、数え上げればきりが無い。部屋の隅には通信販売で買ったガラクタが山のように積まれている。 これはもう宿命なんだ。そうやって諦める事を覚えた。そしてどうせ逃れられないのなら、騙されるにしても何かいい目にあってやろう、楽しんでやろうと心に決めた。既に通信販売が趣味の一つになってしまっていたからだという理由もある。 そんな風に通販生活を続けているうちに、いつしか僕には危険察知能力と言うか、本能のようなものが備わっていた。やはり失敗こそ最高の教材だ。友人には、そんな事しなくても最初から分かるだろうなんてからかわれたのだけれど。 そうして都会で過ごした何年目かの朝の事だ。その日も僕は欠伸をしながらポストを探っていた。そこに入っていた一枚の広告に、またも振り回される事になるとは気が付かずに。 『ボディガード派遣。美少女ロボットがあなたをお守りします』 チラシには胡散臭いうたい文句が踊っていた。普段なら気にも留めないだろう。しかしその隅に印刷された顔写真が、紙を丸めようとする僕の手を止めた。 ちょっとくせっ毛気味のセミロング、大きめの丸い瞳、真面目そうだがどこかあどけない笑顔、つまりは僕の好みど真ん中の美人だった。いや、寧ろうたい文句通りの美少女だった。 よし、とりあえず落ち着こう。そう自分に言い聞かせながら、僕は携帯電話をポケットから取り出していた。 悪い癖だ。衝動買いして後悔するいつものパターンじゃないか。だがそんな警鐘も、写真を眺めているうちに聞こえなくなっていく。 ボディガード、つまりは寝食を共にするわけだ。美少女と。値段も手ごろとまでは行かないが、いかがわしいサービスよりよっぽど良心的だ。美少女と同棲生活、そんなささやかな夢を叶える手段が、目の前にある。 どこかぼうとした頭で、広告に書かれた番号をプッシュする。〇九〇の……番号を呟きながら、まるで魔法の呪文のようだな、なんてくだらない事が頭に浮かび、苦笑いをしていた。 話はとんとん拍子に進んだ。名前や年齢、住所等のプロフィール、それから通勤状況等の生活サイクルと、心理テストのような質問が幾つか。それらを電話口で答えると、数日後連絡が来て、近所のファミレスを待ち合わせ場所に指定された。 最後に僕が慌てて「チラシに載ってた子でお願いします」と裏返った声で伝えると、相手方は控えめに笑いながら「承りました。オシャレして行きますね」と添え、電話は切れた。 多分、僕はどうしようもなく浮かれていたんだと思う。待ち合わせの時間より二時間も早く店に着き、ひたすらドリンクバーのコーヒーを飲んでいた。トイレに行くのも我慢して、ただじっと携帯の時計を見続けていた。 「……木下様ですね?」 いい加減下腹部が痛くなってきた頃、そう声をかけられた。はっとして見上げると、そこには写真で見た少女がこちらを覗き込んでいた。慌てて「そうですそうです」と繰り返しながら首を縦に振る。 その様子が可笑しかったのか、彼女は口元を抑えてくすくすと笑った。ああ、絵になるなあ、そんな感想が自然に浮かぶ。童顔の彼女には薄いグレーのスーツは背伸びしている感じがするけれど、すっと伸びた背のせいもあり、仕事熱心さと几帳面さをうかがわせる。化粧っ気の無い顔や薄く引かれたルージュ、頭から伸びた二本のアンテナだってチャーミングだ。 ……アンテナ? 違和感を感じ、彼女の頭に乗ったそれに視線を戻した。先端に小さな球体のついた、まるでゲームセンターのジョイスティックみたいなものが、彼女の頭からにょっきりと生えている。 ぽかんとそれを眺めていると、彼女は「ああ、これですか」と頭上のアンテナに手を添えた。 「ロボットですから」 そう答え、こちらに笑顔を向ける。僕といえば、「ああ、なるほど」なんて呟くのが精一杯だった。 そう言えば、と『美少女ロボット』という広告の一文を思い出す。まあ『メイド喫茶のメイド』くらいの意味なのだろうけれど、結構役作りにも力が入っているのかもしれない。なにせあれを着けたまま街中を歩いてきたのだろうから。 「それでですね、早速で恐縮なんですが、ご契約の話なんですけれど」 アンテナに向けられた怪訝な視線を気にする風も無く、彼女はそう切り出した。いつの間にかテーブルの向かいに腰を下ろし、やけに大きな鞄から何かを取り出そうとしている。 「ええと、具体的にはどんな事をしてくれるんでしょう?」 「はい。事前調査の結果、木下様の日常生活における危機レベルはF……つまり一般の方と比べても事故等に遭われる危険性は低いとの事ですので、こちらのわくわくコースなどは如何でしょう?」 そう言いながら彼女はパンフレットを広げる。コースの名前にひっかかる物を感じたが、とりあえずテーブルに視線を落とした。 二十四時間身辺警護、お試し一週間コースと説明がある。こういったものの相場は分からないが、値段はさほど高く無いように思えた。それは良いのだが……。 「なんか、たまに銃弾が飛んでくるって書いてあるんですけど?」 「はい。せっかくですのでスリルも味わって頂こうという趣向です。ですがご安心下さい。滅多に当たる事はありませんので」 「……滅多に?」 「ええ」 「……この銃弾サービス、外す事はできますか?」 「別途に料金を頂けば」 にっこりと微笑む彼女の顔には、欠片も悪意が感じられなかった。 「ええと」なんとか気を取り直しながら、僕は質問を続ける。「二十四時間警護って事は、家の中でも?」 「はい」 「朝起こしてくれたり」 「寝坊による社会的地位喪失からお守りするのも、私共の仕事です」 「ご飯作ってくれたりも?」 「材料費はお客様ご負担で、カレーと目玉焼き以外はオプション契約になります」 僕はテーブルの下で小さくガッツポーズをする。 「その他私共の判断に任せていただく事になりますが、詳細はこちらの小冊子をご覧下さい」 また鞄からパンフレットが取り出される。『警備の目安』と題打たれた文庫本くらいの紙束に、どんな事からどんな風に守るのかが事細かに書かれている。 適当にページをめくりながら、拾い読みをする。『睡眠不足から守るために手を握って子守唄』、『野球中継延長による、アニメ録画失敗を防ぐ手動録画代行』、『罵詈雑言から守るためネット掲示板音読』、等々。 なんだかいらないものが大半な気がするが、それでも中には興味を惹かれるものもあり、「素晴らしいサービスですね」なんて言葉がいつの間にか口をついていた。まあ結局、『美少女が』という枕詞さえ着けばなんでもいいやというのが本音だったのだけれど。 「ご納得頂けたようなので、物理的な警護内容はこのくらいにして、続いて精神的な警護サービスについてご説明させて頂きます」 僕がパンフレットを閉じるのとほぼ同時に、彼女はそう切り出した。精神的? 首を傾げる僕に、彼女はこれこそが本題とばかりに身を乗り出した。 「ロボットによる警護ですので、どうしても精神的なケアには不足する部分が出てきてしまいます。そこで、恐怖や不安と言ったものからお客様をお守りする為に――」 どすんとテーブルを鳴らして、電話帳くらいのパンフレットが目の前に置かれる。 「こちらの当社オリジナルグッズによる精神ケアサポートがセットになっております」 ぱらぱらとページがめくられる。そこに書かれていたのは沢山の数字と、色とりどりの壺の群れだった。 こめかめに指を添えたまま、僕は固まっていた。目の前の冊子の壺達には、何故か僕の貯金と生活費を合わせてぎりぎり買える位の値段がついている。その他のパンフには欲しいと思っていたバイクと同じ価格や、親に泣きついてもなんとか許してもらえそうな金額、そして毎月の給料と同じ位の分割払いが載っていた。 「こちらのグッズはセットなので外せないんです」そう彼女は笑顔で言った。 本当に効果があるのかと尋ねると、「こちらで効果のほどが説明してあります」と、また分厚いパンフレットを渡された。それでも不満顔の僕に、彼女は「これを見れば何でも信じられるようになりますよ」と言ってビデオテープをおまけにくれた。 洗脳、何故だかそんな単語が頭に浮かぶ。なんだか冷たい汗が額に浮かんでいた。そう言えば下腹部も痛いままだ。 ずっと感じていた疑惑が口から出てきそうになる。だけど、と僕はその言葉を必死に飲み込んだ。 そう、言ってみればこれは試練なのだ。美少女と同棲、そんなささやかな夢を叶えるための。 考えてみる。ひょっとすれば、この先何かの間違いで美女と同棲することはあるかもしれない。だけど美少女となると不可能ではないだろうか。たとえそれが自称ロボットでも、あやしげな宗教まがいの布教者でも、僕を騙そうとしているのだとしても。それら全てをチャームポイントとして受け入れる位の度量が無いと、叶わない夢なんじゃないだろうか。……多分。 そうして僕は、精一杯の妥協点を口にした。 「ええと、一番安い壺はどれですか?」 僕の言葉に彼女はぽんと両手を合わせて、嬉しそうに語りだす。 「はい。こちらの『レガ』なんかはこの春流行モデルですし、こちらの『ヤイカ』などは有名デザイナーの作品です。こちらの『トサッサ』などは幅広い年代の方に人気ですし、お勧めするのはこの辺りでしょうか」 なんとなく壺の説明では無いような気がしたが、とりあえず一番最初に進められた壺を選んだ。それからすぐに契約書にサイン、振込口座の記入などが続く。 「ご契約真にありがとうございます。それではこれより早速、警護の方に移らさせて頂きます」 全てが終わり、彼女は満面の笑みを浮かべた。何かもうどうでもいいや。そんな風に思わせる魅力があった。 ドアについていたカウベルが、からんからんと甲高い音を鳴らす。空は良く晴れていて、どこからか小鳥のさえずりが聞こえていた。 腕に感じる柔らかな感触。頬が緩んでいるのを自覚する。晩御飯は何がいいですか? 横から聞こえるそんな台詞に、思わず口元がにやけてしまう。美少女と腕を組んで家路に着く、これもささやかな夢の一つだ。 「そう言えば、その頭のアンテナみたいなのは何に使うんですか?」 声が裏返りそうになるのを耐えながら、なんとか声をかける。 「これはですね」そっとアンテナを撫でながら、彼女は答える。「私のデータをチェックしているんですよ」 「データ?」 「ええ。人間で言えば心拍数とか、そういったものです。たまに遠隔操作されたりもしますね」 結局僕は「ああ、なるほど……」なんて、要領を得ない返事しか出来なかった。 「でもなんで光っているんですか?」 「え?」驚いたように彼女は頭上を見上げる。外に出ているためか、それとも移動しているせいなのか、アンテナは落ち着き無く点滅していた。 「あー、これはサービスエリア外ですね」 「エリア外?」 「はい。ここから先は私の担当地区ではなくなりますので、代わりの者に警護を引き継ぎたいと思います」 そう言って彼女はきょろきょろと辺りを見回す。困惑する僕を尻目に、目当ての人物を見つけたらしく、その人の元へ駆け寄っていった。 「この者がこの先の地区の担当者になります」 彼女は相変わらずの笑顔で、新しいボディガードを紹介する。彼女よりやや濃いグレーのスーツ、彼女よりも随分と高い身長、表情の読めないサングラスに、頼もしい胸板。 「え? あれ?」少なくとも『美少女』という単語には一文字も該当しないその大男と彼女を見比べる。だが、彼女は仕事は終わりだとばかりに、背を向けて歩き出していた。 僕は大男に引きつった笑顔を向けたまま、父の顔を思い出す。 ああ、これはやっぱり宿命だ。百個あったマニュアルにはこんなケースは書いていなかった。こめかみを親指で押しながら、次は千個くらい載ってるやつを買わなければ、なんて、そんな事を考えていた。 了 トップページ 一人反省会場 blog
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用件を伝えるという観点からすれば、文面による伝達はいい。 しかし、コミュニケーションとなれば、相手の感情を無視できない。 やはり会話に勝るものはないであろう。 どんなことにも、それを正当化する理屈はある。 自分の個人的好みや都合もある。 自分流を選ぶのは勝手だし、そういう自意識も必要なしとはしない。 しかし、自分の好む方法を他人に押しつけるのはよくない。 電話が嫌いなら、電話のない部屋で仕事をすればよいし、ボイスメールにする手もある。 部屋に電話機はあるが、電話はしてくるなというのは、身勝手な注文だ。 そういう人は案外、自分が都合のよい時は平気で他人に電話をする人であったりする。 電話をかけることが悪いのではない。 要領よく、気持ちのよい会話が電話でできるような注意をすべきであろうと思うのである。 金石茂和(サービスマン養成所講師)